この際、民主党をぶっ壊せ
2011 , 3月 02 日 水曜日さて菅政権はどうするだろう。
小沢将軍と喜び組は着々とクーデターの準備を進めている。将軍様にとってこの行動は初めてではないから、菅内閣は早晩にっちもさっちもいかなくなる。「そのうちなんとかなるかも知れない」などと、先延ばしにするのが最悪だ。自分から討ってでるしかないだろう。
自民党が先延ばしでここまで日本をダメにした
自民党の先延ばし先延ばしが日本がここまでにした。
日本の借金は、国債が754兆円、借入金55兆円、さらに政府短期証券が110兆円で、日本国の借金の合計は919兆円だ。(財務省:国債及び借入金並びに政府保証債務現在高/平成22年12月末現在)
2010年度の政府の名目GDPの見通し475.2兆円の約2倍という巨大借金になる。「埋蔵金」という貯金の取り崩しも限界に近い。
40年間かかって自民党が貯めに貯め、さらに民主党が上乗せした借金である。
日本の国債の格付けは2月に下げられて「AA-」になった。中国、台湾、クウェート、サウジアラビアと同じランクである。一番上が「AAA」で「AA+」「AA」「AA-」と続くから上から4番目の格付けだ。一つ下の「A+」はイタリア、チリ。もう一つ下の「A 」はアイルランドと韓国だ。さらに一つ下の「A- 」はポルトガルである。
現在、ユーロ圏ではアイルランドとポルトガルの財政立て直しが行われているのである。ギリシャはひどい有り様だ。スペインは辛うじて踏みとどまっている。イタリアも戦々恐々だ。
各国とも付加価値税(消費税)を上げる程度では再建できない状態で、年金支給時期の引き上げ、学校の統廃合、警官、消防署員の削減などを含める公務員の削減と給与引き下げを行わなければならない状況になっている。
イギリスは消費冷え込みによる景気後退の懸念があることを承知の上で、1月4日に付加価値税を17.5%から20.0%に引き上げた。1.7兆円の税収増を見込んでいる。さらに人員削減をはじめている。
みんなは何を民主党に期待した
民主党への国民の期待は日本の再生だったのだ。ここで先延ばしをするようでは、この先の統治能力に期待はできない。
自民党は政権与党を続けこの状態にした責任と、いま野党として日本の政治の一端を支えている責任がある。
ここまでダメになった状況のほとんどが民主党のせいではないかもしれない。
だが議会では野党としてずっと関わってきたのである。その立場での責任はある。
さらにこの1年でさらに借金を増やした。
民主党をぶっ壊せ
衆院本会議の採決に欠席した16人の造反者への処分は、首謀者の渡辺浩一郎氏に「党員資格停止6か月」。他の豊田潤多郎氏、笠原多見子氏、三輪信昭氏、熊谷貞俊氏、菊池長右ェ門氏、高松和夫氏、水野智彦氏、渡辺義彦氏、石田三示氏、川口浩氏、石井章氏、大山昌宏氏、小林正枝氏、相原史乃氏、川島智太郎には「常任幹事会名による厳重注意」という生温いものだった。
北沢俊美防衛相は「ものがわかっていない人をやたら強い姿勢で処分することは必ずしも得策ではない。幼い子には、温かく教育してやることも大事だ」と発言をしたが、この発言に民主党の一端が垣間見える。
民主党は「幼い子」を立候補者にし、国民はそれに投票したということになる。「ものがわかっていない人」を立候補させ、投票させた民主党の責任はどう考えるのだろう。
党内に顔を向けず、国民に顔を向けなければ国民は支持しない。
党内調整で「総理」を祭り上げ、党利党略で予算をバラまいてきた自民党にうんざりしているから民主党の出番になったという背景を忘れたのだろうか。
郵政選挙だって自民党内の抵抗勢力が小泉首相に造反したから行われ、小泉首相が勝利したのである。小泉首相が党内に顔を向け「調整」を繰り返していたらあのとき自民党は終わりだったろう。
毅然とした態度で小沢将軍様と喜び組の造反をピシッと抑えれば、少しは支持率もあがるから選挙に勝てるかもしれない。
今のうちなら総理としての会見が開けるのだから、眼をキョロキョロさせず背筋を伸ばし、間延びした声はやめてパキパキ喋り、世間があっと驚く会見をすればいいのだ。そこで小沢将軍様と喜び組を党から放り出すことと、常識的で実現可能なマニフェストを発表する。そして一気に総選挙を行うのである。
ダメでもともとで民主党が壊れるだけである。民主党が潰れても国民にとってはどーでもいいことだ。必要なのは民主党でなく、日本を復活させる政府が欲しいのだ。
自民党も復権は無理だから政局はとんでもなく混沌とするだろう。
それでいい。
オムレツは卵を割らなければ作れない。
いままでのなあなあで政治にたかる連中でなく、混沌に揉まれた中から生まれる調整能力を持つ政治家に期待できるかもしれない。
さらに行政の執行停止
に続く