麻生首相と酒井法子の共通点
2009 , 9月 04 日 金曜日鳩山民主党が勝って、政権は自民党から民主党に変わることになった。
安倍首相がやめて福田首相がやめて、解散総選挙のために選ばれた首相だったのに、なんやかんやとへ理屈をこねて一日延ばしに延ばしてここまで引っ張ってきた報いといってもいいかもしれない。
有権者にすれば、郵政選挙で応援してせっかく抵抗勢力を追い出したのに、「わたしの内閣では」の安倍首相は、その連中をあっさり復党させたり、任命した「官舎全廃論」の税制会長が公務員宿舎で愛人と同棲していたり、行改担当大臣に架空事務所費計上問題がでたり、電算化したときに年金記録をうがちゃかして、年金もらえない人が出てることがバレたり、緑資源機構の官製談合事件でせっぱつまった松岡農水相が議員宿舎で首つり自殺したり、後任の赤城農相が献金問題で往生際悪く姑息なことをしたり、防衛大臣が「原爆投下はしょうがない」といったりで、もう超うんざりしていたのだ。
だから、参議院選挙でお灸をすえられたはずなのに、鈍感力豊かなうえ、ずるい顔をして逃げにかかった自民党は、参院選挙の結果をなかったことにしようと考えたらしい。
でも、本当は生真面目かもしれない安倍首相は、参院の民主党を気にしすぎて本当に胃が痛くなって降板。つぎの福田首相は、読売新聞社主で論説委員長の、名前を言えないあの人に、毒まんじゅうを差し出されてスタートで蹴つまずいて身動きとれなくなって、新テロ特措法を衆議院可決、参議院否決になったのを、衆議院の三分の二条項で再可決しちまったのだ。
「ヲイヲイ、オイラたちは自民のやりかたはダメだと言ったんだぜ」と、国民はせっかく参院選で意思表示したのに、まるっきり無視された格好になっちまったのである。
最初の三分の二条項で再可決では自民党でも慎重な議論があったが、一度やってしまえば万引きや薬物使用と同じで、歯止めが効かなくなるのが人間の性だ。
ということで、与党は期限の切れたガソリン税を三分の二条項で復活させ、次の麻生首相も二次補正予算を三分の二条項で再可決した。
国会議員といったって、2度目以降はずるずる行動をとる弱い人間なのだ。
教育基本法を変えて、防衛庁を防衛省にして、「美しい日本」を作ろうとした、すがすがしい風ネオコンぽい安倍首相にくらべ、福田首相は、消費者庁の新設、道路特定財源の一般財源化閣議決定、独立行政法人・公益法人改革など、国民目線に近い政権運営だった気がする。
だが、安倍政権下の参院選で与野党勢力が逆転したねじれ国会をなんとかしようとした大連立騒動、日銀総裁の空席、ガソリン税の暫定税率失効と、ことあるごとに面倒が続き、「もー、やだなぁ」と思ったのか、臨時国会召集を目前に退陣表明。
「他人事のようにというふうにあなたはおっしゃったけれども、私は自分自身を客観的に見ることはできるんです。あなたとは違うんです。そういうことも併せ考えていただきたい」と結構真面目な顔で言って辞めてしまった。
弱った自民党(もっぱら森元首相)は、とりあえず顔をすげ替えて新鮮さをだして、衆院選挙やって巻き返そうと麻生太郎氏を総裁=首相にしたんだけど、何を血迷ったか、麻生首相はいろんな言い訳を考えて居座ってしまった。
あのとき選挙をやっていれば、民主党は候補者の準備ができてなかったから、自民党ももっとましな負け方かひょっとしたら公明党もこんなに負けず、連立で政権を維持できたかもしれない。
ずるずると居続ける閉店後の酔っぱらいみたいな自民党政権に、国民が「コイツ、国民をなめんなよ、時間が経てば忘れると思ってんだろ」とムカツクのは当然の成り行きなのだ。
任命5日後の9月27日、中山成彬国土交通相が、「親殺しとか教育に問題があった。特に日教組が道徳教育に反対する。何とか日教組を解体しなければいかん。『日教組をぶっこわす』運動の先頭に立つ思いだ」「日教組の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」「日本は随分内向きな単一民族といいますか」「日本の教育のがんは日教組だ。日教組は民主党の最大の支持母体で解体しなければいけない」成田空港の滑走路拡張問題は「ごね得というか、戦後教育が悪かったと思いますが、自分さえ良ければという風潮の中で、空港拡張も出来なかった」とやって、公明党からも自民党内からも促され更迭せざるを得なくなった。在任期間5日は戦後2番目のスピード更迭だった。
中山氏はその後、次期衆院選に不出馬を表明したが引退撤回し出馬表明。結果、開票開始直後に落選の速報が流れ、「あまりにもあっけない落選。申し訳ない」と支持者に頭を下げることになった。
中山国土交通相発言のすぐ後の30日。笹川尭総務会長が、米議会下院の金融安定化法案否決に、「下院議長は女性。ちょっと男性とはひと味違うような気がする、リードが。それで破裂した」とやった。(民主石関貴史氏に2万3千票以上離されて落選)
年金問題が舛添厚労相の頑張りで突っ込みどころがなくなっているところに、安易に突っ込みどころを提供しちゃう気前のよさだ。
「みぞゆう」のマンガ脳総理が作ったお友達内閣のお友達中のおともだち中川昭一財務・金融担当相は、1月の衆院本会議の財政演説で、渦中を『うずちゅう』読むのをはじめ、減少を減収、評価を効果、法人を企業、歳入を歳出、63兆円を63円、7兆4510億円を7兆4050億円と読み、仲のいいところを見せて議場をわかせた。
さらに2月のG7の共同記者会見で、ろれつが回らず意味不明、あくびをしたり、目が開けていられない様子や、手を伸ばして隣の白川日銀総裁の水を飲むなど、誰が見たって立派な酔っぱらい状態が報道された。
日本のTVは、「いったいどうしたことだろう」なんて、無理にいぶかしい風良い子の報道をしていたが、世界のメディアは、日本の財務大臣中川昭一氏が飲み過ぎて酩酊状態のまま会見したと、はっきり報道したのだ。
Betrunkener Japanischer Finanzminister auf G 7 Gipfel
ブルームバーグでも報道された。
In-Depth Look – Nakagawa Blames Cold Medicine, Hillary In Japan – Bloomberg
まだまだ沢山…..
Japanese minister ‘drunk at G7 meetin
Japan Finance Minister Resigns
Japanese Finance Minister Shoichi Nakagawa’s…
Raw Video: Drunken Japanese Finance Minister?
さらに、共通点の核心に迫るために続く