2兆円稼ぐテレビ業界 平均年収は 1
2008 , 1月 14 日 月曜日テレビ局の稼ぎかた
テレビ局の稼ぎかた 昔々のテレビ局は、放送電波をお上から預かって、テレビ塔やスタジオやカメラなどの放送設備を整えて、青島幸男や永六輔さんたち放送作家を集めてシナリオを書いて、タレントや芸人を集めて番組を作るところからビジネスを始めた。
はじめの頃は「シャボン玉ホリデー」、「夢で合いましょう」、「お笑い三人組」、「ジェスチャー」、「ごろんぼ波止場」などのバラエティー番組はスタジオで作って生放送だった。それだけじゃなくて「事件記者」、「バス通り裏」などのドラマも生放送だったのだ。
おまけに「てなもんや三度笠」、「とんま天狗」みたいな公開生放送もあってテレビ番組は「生」放送のほうが多かったのだ。「生」ってのは録画しないでやってるのをそのまま中継して放映しちゃうってやつだから、間違えてもそのまま流れちゃうので緊張感があるのだ。ドリフターズの「8時だよ!全員集合」シリーズだって公開生放送だった。
当然、生だと台詞を覚えられない役者さんは当然使ってもらえなかった。歌番組だって生放送じゃ下手な歌手はだしてもらえなかった。いまこれをやったらアイドル歌手なんて全滅かも。でもちょっと前と比べてアイドルもうまくなったよねぇ。
「ジャガーの眼」や「少年ジェット」や「怪傑ハリマオ」や「ウルトラQ」なんかの野外ロケ番組はフィルムで録画されたけど、画像は荒くて14インチ程度の白黒テレビで見るのは今の YuoTubeよりもオボロげで不鮮明だったけど格好よくてヒーローだった。画面が砂嵐に巻き込まれても、みんなテレビという新しい娯楽に眼を輝かして見続けていた。
売り手が強けりゃいばりだす
新聞が紙面のスペースを広告向けに売ってお金を稼ぐように、テレビ局は放映する番組の間に入れる広告の時間を売って収入を得ているのだ。
大きな箱で小さな画面だっけ、テレビ番組はあれよあれよという間に人々の注目を集めて、話題になって流行を作るようになった。
テレビで流せる広告は「テレビでやってる!大したもんだ」と思われるようになったのだ。そして、テレビを使った宣伝はテレビを見た人が宣伝してる商品を思わず買ってしまうみたいな効果があると評判になった。
でも、誰でも時間は24時間しかないから、頼む人がいっぱいいても限られた時間しか流せない。テレビ業界は「えへん」とイバリだしたのだ。