テレビはCM枠が売れればいいのだ 2
2008 , 1月 20 日 日曜日他人は責めても自分はシカト
でも、テレビ業界の騒動はこれで終わらず、つぎつぎと問題が報道された。
不二家の報道では「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS)が、「賞味期限切れのチョコレートを溶かして、ミルク混ぜて再出荷していた」と元社員がウソついたの裏付けを取らずに放送したので、不二家は「チョコレートにミルク混ぜれば商品にならん!こんなすぐバレるインチキ番組つくる!」とカンカンに怒った。
「信用したてのにこんなことやって、こんな不二家のチョコなんて食べられないよ!」って怒ってみせてたキャスターや出演者こそシラケのだ。
でもTBSはこんなもの全然気にしない。勝手にねつ造したウソがバレても、結局放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会から問題だと言われるまで知らんぷりだった。
しかも総務省からも厳重注意のだめ押しもついた。続いて「ごめんの一言もいえば
我々もこんなに追求しないのに」と畠山鈴香と朝青龍への迷言で有名な、昼の情報番組「ピンポン!」(TBS)が、関東アマチュア選手権で試合中の石川遼選手の声を取ろうとして同じ組の選手のゴルフバッグにマイクを付けようとしたり、同じ試合で「イブニング5」(TBS)が試合中にコース上空にヘリを無断で飛ばしたりで問題でっぱなしだ。
ウソツキTVは昨日今日じゃないのだ
昔も「教えて!ウルトラ実験隊」(テレビ東京)のねつ造事件や、みのもんたの「愛する二人 別れる二人」(フジ)のやらせケンカがバレて番組打ち切りがあったのに、本当にテレビ業界は懲りていない。
あげくの果てにTBSは不二家報道で不二家側に全然謝罪しない。人は責めても自分のことは知らんぷりで、「ごめん」の一言も言えないテレビ局の往生際の悪い体質が、視聴者に見事に暴露されちまったのだ。
和歌山カレー事件、秋田小1殺害事件、朝青龍問題など、テレビは責めやすい事件を見つけると何週間も連日報道する。見る方はいいかげんあきれて飽きちゃってるのに、ストーカーみたいにしつこく事件にたかる。