テレビはCM枠が売れればいいのだ 1

2008 , 1月 20 日 日曜日

テレビ信用したらバカ見るのね

『発掘!あるある』で他局が視聴率稼いじゃった

 2007年1月に、「発掘!あるある大事典2」(フジテレビ/関西テレビ)の「納豆ダイエット」でねつ造疑惑が発覚した。「あるある」は視聴率15%前後、いいときは20%近くも取っていたテレビ局にとってはありがたい番組だったのに。

 「いったいアメリカ人が納豆食べる実験なんてやるのかね」と思って 裏を探ったらねつ造にブチ当たった週刊朝日によると、そもそもダイエット効果の発見者として番組に出てきた「テンプル大アーサー・ショーツ教授」てのは実際にはいなくて、ホントの研究はワシントン大学のシュワルツ教授のグループがやってたということだった。

 日本語訳されたテロップの内容を聞かされたシュワルツ教授は「そんなことはいっていない。やっていない」と否定するうえに、そもそもシュワルツ教授のグループのポリアミンの研究は65歳以上の人の腹部に関するものなんだけど、番組でやせたと出されたのは顔写真。

 しかも教授は、番組に協力していない、写真も提供していないなど疑惑が相次いで、週刊朝日の記者によると、インターネットと電話などの3〜4日の取材で全部ばれるほどの情けないねつ造で、叩くとホコリがでるどころか叩いても叩いてもホコリしかなくて中身がなかった状態だったらしい。

関西テレビの疑惑てんこもり

 初めは言い逃れでかわそうとした関西テレビだけど、ネズミが眠る「レタス快眠」、米国で大ブーム「味噌汁ダイエット」、「ワサビで10才若返る!」、レモンの「正月太り解消? 食べても太らない新理論」、二重あご解消の「10日間で変わる!顔ヤセの科学」、「小豆あんこで頭が活性化」などで取材が進むにつれて次々と疑惑がウズを巻きだした。

 そして最終的に「外部識者による調査委員会」がから10件のねつ造と、6件の灰色番組が報告された。民放で1,2を争う大スポンサーで「あるある」の単独スポンサーだった花王は番組から降りて、その後、関西テレビは日本民間放送連盟から除名処分になっちまったのだ。

まだまだ続くのだ

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